なんとなく作ってみたSNSアカウント。作ったのはいいものの、更新する暇も人もおらず、結局数ヶ月に1度の更新になってしまったり、下手したら数年放置してしまっているアカウントもあるかと思います。
ですがこれは結構危険です。医療機関がSNSを放置することは、患者とのコミュニケーションを逸してしまうリスクを伴ってしまいます。
今回はSNSを放置してしまうことによって起こってしまうリスクについてまとめましたので、参考にしてみてください。
医療機関の情報発信が届かない
SNSは患者との情報共有や教育にもってこいの素晴らしいプラットフォームです。そんなSNSを医療機関が放置してしまうと、最新の健康情報や治療法、予防策が患者に届かなくなります。患者が信頼できる情報を求める中、医療機関のSNSが更新されないことで、誤った情報にアクセスする可能性もあります。
週1回からで良いので定期的な投稿スケジュールを設定し、最新の医療情報や健康に関するアドバイスを提供することをおすすめします。SNSの強みであるコミュニケーションもできるだけ積極的に行い、繋がりを持ち、関係性を築いていきましょう。
他の医療機関との競争で遅れを取る
SNS上で他の医療機関が積極的に情報発信や患者との交流を行っている中、放置されたアカウントは競争で取り残されるリスクがあります。患者は情報収集を通じて医療機関を比較し、アクティブで信頼性のある機関を選びがちです。
できるだけ医療機関の強みや特長をアピールするコンテンツを発信しましょう。症例報告や専門的な知識の共有、医療スタッフの紹介など、患者にとって魅力的な情報を提供することで、他機関との差別化を図ることを意識してみましょう。
患者からの信頼がなくなる
SNSは患者との双方向のコミュニケーションを促進する場でもあります。医療機関が放置すると、患者は情報の受け手に過ぎなくなり、相互の信頼関係が希薄化してしまいます。当然ですが信頼関係のないままでは、治療もうまくいかず、転医する可能性も高くなります。
それを避けるためにはSNSを通じて患者との対話をできるだけ行いましょう。患者の声に耳を傾け、質問に迅速かつ適切に回答することで、信頼感や患者との強固な結びつきを築くことができます。
ただ医療現場は非常に多忙であるため、いいねなどの反応のみもおすすめです。患者からすると「読んでくれた」「伝わった」という嬉しさに繋がりますので、無反応よりは何かしらの反応することをおすすめします。
まとめ
医療機関がSNSを放置することで発生するリスクは、患者とのコミュニケーションの断絶、競争での後れ、関係性の弱体化です。これらのリスクを回避するためには、定期的な情報発信、他機関との差別化、患者との対話を大切にし、SNSを有効に活用することが必要になってきます。
しかしながらなかなかSNS更新まで人手が回らず、分かってはいるが手を付けられない状況も十分あるかと思います。今はSNSを代わりに更新してくれるSNS運用代行サービスも充実しています。これらのサービスをうまく使うことで本来の業務に専念することもできるので非常におすすめです。
患者との信頼関係を築きながら、より良い医療サービスの提供に努めましょう。